母音
中国語の母音は全部で37種類あります。(分類の仕方によって多少前後します。)
中国語の母音は「韻母」と呼ぶことがもあります。(子音のほうは「声母」と呼ぶことがあります。)
母音(韻母)の分類法
母音(韻母)の分類には様々なものがありますが、次の2つが代表的なものです。下記いずれの分類方法でも、鼻母音は母音にくっつくものとして扱うことが多いようです。
- 音節に含まれる母音の数で分類する方法
- 主母音(aeo)と介母音(iuü)に分類する方法
単母音と複母音
含まれる母音の数が1つの場合を単母音、複数の場合を複母音と呼びます。
単母音は全部で6種類あり、口の開き方や綴り上の違いで2つのグループに分けられます。
1つめのグループが「a」「e」「o」で、口の開きが大きく主母音と呼ばれます。
2つめのグループが「i」「u」「ü」で、口の開きが小さく介母音と呼ばれます。
主母音
- a
- o
- e
介母音
- i
- u
- ü (00fc)
複母音
複数の母音が組み合わさって1音節で発音されるものを複母音と呼びます。
複母音は、含まれる数によって2重母音と3重母音の2種類に分類されます。
2重母音
含まれる音の数が2つの場合を2重母音と呼びます。
全部で9種類あります。
3重母音
含まれる音の数が3つの場合を3重母音と呼びます。なお、4重以上の母音はありません。
全部で4種類あります。
鼻母音
「n」と「ng」は鼻母音と呼ばれています。
特殊母音
「er」は他のいずれの母音とも異なる性質を持っているため特殊母音と呼ばれます。
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